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総合不動産流通企業である東急リバブルは、2000年4月、ソリューション事業本部を立ち上げ、企業再生に伴う不動産処分をはじめとする事業用不動産戦略の支援業務をスタートした。同社は、住宅の売買仲介業や販売受託業、賃貸仲介・管理業を主力としていたが、不良債権処理に伴う不動産ビジネスについても新たな可能性を見出し、他社に先駆けてソリューション事業本部を始動させることで、不良債権処理の幅広いノウハウを吸収してきた。 |
近年、東急リバブルが再生案件のノウハウを発揮した代表的なケースが、宮崎県トップの建設会社の事業再生案件である。同社は不動産会社の破綻に伴う工事代金の回収が困難になったことなどを起因とした資金繰り難の影響で08年8月、民事再生手続き開始を申し立てた。09年2月に認可を受けた再生計画に基づき、ノンコア事業の不動産賃貸業からの撤退と事業規模の縮小を決定。九州地方に所在する閉鎖事業所と賃貸不動産など保有不動産の早期売却が必要となった。東急リバブルは専属売却アドバイザーとして、透明性を確保しながら入札を実施。地元の不動産仲介業者と構築したネットワークも活用して、対象の38物件を約1年間で売却した。 |
企業再生の不動産ソリューション分野に精通した専門家が多い点も東急リバブルの特徴の一つである。 |
企業再生に関する不動産ビジネスは時代と共に変化し、そのサービス内容も広がりを見せている。大きく2つに分けると「売却サポート」と「CRE(企業不動産)戦略の立案・実行」だろう。前者は再生計画で定められた期間内にオフバラ化の対象となった不動産をいかに高い金額で売却するか、後者は、企業価値最大化のために保有不動産をどのように有効活用するか、その提案能力が求められる。 |
●ATTENTION PEOPLE●
築尾 憲治 東急リバブル株式会社 |
宮崎県トップの建設会社の再生案件で売却を目指した不動産タイプは賃貸マンション、商業施設、支店、営業所などで、所在地はすべて九州でした。再生案件の処理には、オーナー変更に合わせて賃貸条件の変更を求めるテナントとの交渉に臨むなど、関係者間の着地点を探る調整力が問われます。東急リバブルの日本全国対応可能な営業力と地元の不動産仲介業者との連携により、早期売却に成功することができました。 | ![]() |


